不妊検査の血液検査の結果が出ました!
先生の説明とともに記録します。
↓のようなメモ枠の中に書かれているのが先生の説明内容です。
病院選びから血液検査までがこちら↓↓↓
検査結果
初診日の検査結果:排卵期
初めて血液検査を受けたのは、初診日の2019年7月31日です。
甲状腺ホルモン(FT3・FT4)
FT3:3.02pg/ml(基準値:1.71~3.71)正常
FT4:0.86ng/dl(基準値:0.70~1.48)正常
甲状腺ホルモンは、卵胞の成長に必要なホルモンです。
これらが十分分泌されていないと卵胞は成長せず排卵が起こりません。
- 甲状腺機能が亢進
甲状腺ホルモンが多く分泌されるため、排卵までの期間が短くなりやすい。 - 甲状腺機能が低下
甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなり、卵胞が成長しにくく、無排卵・無月経が生じやすい。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
2.437μIU/ml(基準値:0.350~4.940)正常
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺にホルモン(FT3・FT4)を分泌するよう指令します。
TSHが2.5を超えると甲状腺機能の低下を疑うそうです。
そしてそれは妊娠には良くないとのことです。
私は2.437なのでギリギリセーフだと言われました。
エストラジオール(E2)
308pg/ml(基準値:38~649、57~509 ※医療機関によって基準値に細かい違いがあるそうです)正常
エストラジオールは、排卵期に多く出るホルモンです。
エストラジオールの値が3桁あれば大丈夫で、200あれば十分だそうです。
多い人は600くらい出ることもあるそうです。
血糖値
85mg/dl 正常
食事の時間の関連もありますが、85は正常範囲内だそうです。
ちなみにこの時は食事から2時間後くらいに測りました。
HbA1c(NGSP)
5.1%(基準値:4.6~6.2)正常
過去3ヵ月間、血糖値が高い状態が続いているとHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高くなります。
HbA1cが6を超えると不妊の原因として考えるそうです。
2回目の検査結果:黄体期
プロゲステロン(黄体ホルモン)
19.4ng/ml(基準値:2.05~24.2)正常
プロゲステロン(黄体ホルモン)は、排卵後に出てくる卵巣ホルモンです。
<それぞれの月経周期の基準値>
- 卵胞期:0.28以下
- 排卵期:5.69以下
- 黄体期:2.05~24.2
プロゲステロンの値が1桁の数字なら不妊の原因として考えられるそうです。
私の場合20に近い値なので、十分な量という判断になりました。
基礎体温のグラフがガタガタで心配していましたが、基礎体温を上げるプロゲステロンがしっかり出ているので、測り方に問題がある可能性があるようです。「基礎体温を測るのは難しいからね」と言われました。
3日目の検査結果:卵胞期(生理中)
黄体形成ホルモン(LH、黄体化ホルモンとも)
2.81mIU/ml(基準値:1.76~10.24)正常
黄体形成ホルモン(LH)は、排卵の誘発と黄体化促進の働きがあります。
<それぞれの月経周期の基準値>
- 卵胞期:1.76~10.24mIU/ml
- 排卵期:2.19~88.33mIU/ml
- 黄体期:1.13~14.22mIU/ml
卵胞刺激ホルモン(FSH)
5.89mIU/ml(基準値:3.01~14.72)正常
卵胞刺激ホルモン(FSH)は、成熟卵をつくりなさいと命令するホルモンです。
<それぞれの月経周期の基準値>
- 卵胞期:3.01~14.72mIU/ml
- 排卵期:3.21~16.60mIU/ml
- 黄体期:1.47~8.49mIU/ml
LHとFSHの数値がそれぞれ基準値内であっても、LHの値の方がFSHの値より大きいと少しバランスが悪いという判断になるそうです。
測定する時期にもよるそうですが、LH<FSHなら問題ないとのことでした。
プロラクチン
17.4ng/ml(基準値:4.91~29.32)正常
プロラクチンは、脳から乳腺に送られるホルモンで、乳腺を刺激し乳汁分泌を促します。
出産後だけでなく、妊娠前でも分泌されています。
ただ妊娠前の分泌量が多いと排卵に障害を起こすことがあります。
その場合、高プロラクチン血症と診断されます。
まとめ
結局すべての値が基準値内でした!
このことから、排卵に問題はないだろうと言われました。
過去にUAEの治療を受けているので、先生としてはそれが卵巣機能に影響を受けてないかが心配だったそうですが、影響を受けてないと言える結果だそうです。
過去に受けたUAE手術についてはこちら↓↓↓
これからの検査
ホルモン値を測っても不妊の原因が見つからなかったので、次の検査について先生と話し合いました。
するとすれば、卵管の検査と精子の検査だそうです。
卵管造影検査
排卵に問題がなくても、卵管が詰まっていれば、精子と卵子が出会うところがないので受精しません。
そこで造影剤を使って、卵管に詰まりがないかを検査します。
精液検査
精子の力がなかったり数が少なかったりすると、卵子が待っていても出会うことができません。
そこで顕微鏡で精子の状態を確認するという検査です。
以前私は流産の経験があるのですが、例え流産になったとしても、一度は精子と卵子が出会っているということなので、卵管が詰まっている可能性も精子に問題がある可能性も低いそうです。
ただ卵管は2つあるので片方が詰まっている可能性もあるし、精子の状態も波があるそうなので、今はあまりよくない状態である可能性も否定できないそうです。
過去の流産経験と、不妊検査の詳しい内容についてはこちらにまとめています↓↓↓
卵管造影検査
念のため卵管造影検査を受けることにしたので、検査の内容について詳しい説明を受けました。
- 検査時期
月経終了後なるべくすぐがいいそうです。 - 方法
子宮の中に管を入れ、造影剤を流し、レントゲンで観察します。 - 分かること
子宮の中が造影剤でいっぱいになった時点で子宮の形が分かります。
また、卵管の辺りで造影剤が溜まってしまうと、癒着や腸など何か遮るものがあるということになります。 - 痛み
出産したことがない子宮に管を入れるので、細い部分やカーブの部分に当たることがあるそうで、その時痛みが出ます。
また、管を入れた後に造影剤を注入するのですが、それが子宮から漏れると検査にならないので、栓をするように管が少し膨らみます。
普段の子宮はぺちゃんこなので、管が膨らむ時に痛みを感じることがあります。
造影剤を入れるときに、子宮がかたいと圧迫感を感じることがあります。
卵管が詰まっていると、造影剤で圧迫されるので痛くなりやすいです。
どこかに問題があると痛みが出る可能性が高いですが、問題がなくても痛くなる場合もあります。 - 造影剤の排泄
両方の卵管に造影剤が流れていき、その後おなかの中にキレイに広がっていきます。
そして腹膜から吸収され、血液に乗って腎臓にいき、尿として排泄されるので、腎機能が悪いと検査できない場合があります。 - 予約方法
生理が来たら電話で連絡し、予約をとることになります。
ただその時期の先生の予定や放射線科の予約がいっぱいだったりすると受けられないことがあるので、数ヵ月待たなければならないこともあるそうです。
その場合、検査までの数ヶ月間はタイミング法を行います。 - タイミング法の仕方
市販の排卵検査薬を使うといいと言われました。
陽性になって半日後がちょうどいいタイミングだそうです。
超音波で排卵のタイミングを見る方法もありますが、超音波で卵子の大きさを見ても、人によって排卵直前の卵子の大きさが微妙に違うので、正確とは言えないそうです。
精液検査
卵管造影検査で異常がなかったら精液検査を受けてもらうことにしました。
その場合、主人の名前で受診し、カルテを作ると保険がききます。
精液を出してから持ってくるまでには1時間以内が理想だそうです。
検査日は性交渉から4日以上は空けないといけないと言われました。
まとめ
今回の検査では全ての項目が正常値だったので安心しました。
しかし同時に、痛いと言われている卵管造影検査をすることになりました。
ただ卵管造影検査後の数ヶ月はゴールデンタイムと呼ばれるほど妊娠しやすいようなので、その期間に期待したいです。
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