この度、主人の思い付きで熱帯魚を飼うことになりました。
初めてで分からないことだらけ。
ペットショップの店員さんに一から教えていただき、必要な物を買い揃えました。
最初は単純に、水槽・熱帯魚・餌・ポンプくらいかなと思っていた私。
バクテリアなど思いつきもしませんでした^^;
これから始められる方の参考になると幸いです。
初日に揃えた道具
左下に猫が写ってますが。。(興味津々でした^^;)
水槽
テトラ クリスタル アクアリウム
Tetra Crystal Aquarium LEDライト&ヒーターセット520
サイズ:520(幅)×210(奥行)×300(高さ)mm
質量:8,115g
一昔前だと、もう一回り大きな水槽が主流だったそうですが、今はこのサイズもよく出回っているようで、このサイズの付属品も増えてきたそうです。
こちらの水槽はフレームレスになっていて、角もスッキリとしたデザインです。
水槽のフレーム3種類
- 左:フレームあり(この水槽はシルバーのフレームがついている)
- 真ん中:フレームなし(スッキリしたデザイン)
- 右:前面曲げガラス(角からも中が見やすい)
この水槽のセットは必要なものが付属品としてある程度揃っているので、初心者でも始めやすいです。
以下はこの水槽の付属品です。
テトラ オートワンタッチフィルター AT-50
日本で一番使われている外掛け式フィルター。
コンセントにさすだけで運転が始まり、初心者でも簡単です。
LED Flat Light
LEDライト。ボタン1つでブルー、ホワイト、消灯が切り替えられます。
26℃ Mini Heater 100W
熱帯魚を飼う場合、水温の適温は22~28℃だそうです。
冬場になると当然水温が下がるので、ヒーターが必要になります。
ただ今の時期(初夏~秋くらいまで)はヒーターはなくても大丈夫だろうと言われました。
適合水槽の目安
26℃ミニヒーター容量 | 適合水槽サイズ |
---|---|
50W | 20L以下の水槽用 |
100W | 40L以下の水槽用 ←今回使用した規格 |
150W | 60L以下の水槽用 |
200W | 100L以下の水槽用 |
フタ/フック
水槽の上に乗せるフタと、それを安定させるフックです。
うちではいまのところ使用しておりません。
これがない方がエサやりの時エサを入れやすいからです。
水質調整剤/フード
水質調整剤:Tetra AquaSafe (テトラ アクアセイフ プラス)
水質調整剤:Tetra TetraMin(テトラ テトラミン)
水質調整剤の役割
- 水道水のカルキ・重金属無害化
- 魚の表皮・エラを保護する水に調整
- ストレスを緩和する水に調整
- 透明な水つくりを促進
- ミネラル含有
ただし水槽の付属品として、水質調整剤・フードともに試供品のものが1つずつ入っているだけです。
これだとすぐ無くなってしまうので、今回は別のものを買い足しました。
カルキ抜き
QUATTRO WATER(クアトロ ウォーター)
新しく水槽を設置する時や水替えの時に使います。
カルキ抜きをする理由
水道水にはカルキ(塩化石灰)が入っています。
ここに塩素が含まれています。
この塩素、人間にとっては微量ですが、熱帯魚にとっては死に直結する可能性がある程有害です。
人間と熱帯魚の体の大きさを比較すると一目瞭然ですね。
しかもこの塩素、目的は殺菌です。
微生物を除去し、人間にとって安全な水にするためです。
しかし熱帯魚にとって微生物は必要なものです。
熱帯魚のために生きているバクテリアを水槽に入れます。
しかしその時塩素があれば、せっかく入れたバクテリアが死んでしまうのです。
これらの理由から、水槽を設置する時や水替えの時は、水道水のカルキを抜いてから使います。
生きているバクテリア
SUPER BICOM(スーパーバイコム) スターターキット
中身はこんな感じ
バクテリアの必要性
そもそもバクテリアとは細菌のことです。
バクテリアは水槽内の水の浄化に役立ちます。
逆を言うと、バクテリアがなくては水が浄化できず、有害物質によって熱帯魚は死んでしまいます。
熱帯魚とバクテリアの関係は以下のようになります。
- 熱帯魚のフン・えさの残り・枯れ草などから有機物が発生します。
- その有機物からアンモニアと亜硝酸が発生します。
かなり有害! - 硝化菌がそれらを硝酸塩に分解します。
比較的無害だが、蓄積するとコケやストレスの原因に! - 脱窒素菌が硝酸塩を分解します。
無害!
ここで出てくる硝酸菌がスーパーバイコム78(青いラベル)で、脱窒素菌がスーパーバイコム21PD(ピンクのラベル)です。
※脱窒素菌であるスーパーバイコム21PDは、熱帯魚のフン・えさの残り・枯れ草などの有機物を分解する作用もあります。
このように、熱帯魚飼育においてバクテリアは必要なものなのです。
附属のミネラル剤
この商品にはミネラル剤が附属されていました(写真左の青い5mLボトル)。
調べてみると、硝化菌の活動に必要なミネラルがパックされた「硝化菌専用基質」というものでした。
これを入れることで硝化菌の活動が活性化され、水質のろ過能力が向上するそうです。
これは単品でも売られているので、バクテリアを入れているのに水質が良くならない方は、試してみると良いかもしれません。
水温計
EVERES(エヴァリス) きっちり計れる水温計
熱帯魚には適温があるので(22℃~28℃)、常に水温がこの範囲にあるか確認する必要があります。
水温が低すぎる場合は、水槽に付属していたヒーターを使用します。
水温が高すぎる場合は、水槽用のファンやクーラーを使用しなければならないようです。
土
Nature Soil(ネイチャーソイル) 8L
水槽の底に敷き詰める者には以下の5種類があります。
- ソイル
- 砂利・砂
- サンゴ砂
- セラミック製
- アクセサリー系
この中でソイルを選んだ理由は、(主人が)水草も育てたいから。
水草も育てたいなら、ソイル一択だそうです。
ただし、ソイルは上級者向けでお手入れが難しいとも言われました。
ソイルは土を焼き固めたもので、丸い粒のようになっています。
それが、1年ほど経つと
こんな風に粒が壊れてしまうそうです。
こうなるとソイルの交換をしなければなりません。
果たして初心者の私たちにうまく扱えるかどうか。。心配です。。
フード
ひかり クレスト カラシン 小型~中型魚用
このフードは混泳向きで、数種類の魚を飼いたい場合に適しているようです。
ポンプ
コック付ホースポンプ
水替えの時に必要とのことで購入しました。
ネット
魚にやさしいネット
魚をすくう時のネットです。
魚はネットですくわれる時に、体に細かい傷ができてしまうそうです。
人間でいう擦り傷のような感じです。
その話を店員さんから聞いて、なるべく魚にやさしいネットにようと思いました。
するとそのままのネーミングのネットがあったので、迷わずこれを買いました。
サイズ:100(幅)×5(奥行)×330(高さ)mm
バックスクリーン
KOTOBUKI 2Color Back Screen 600
(コトブキ ツーカラーバックスクリーン)
水槽に貼って、オシャレ感を演出するためのものです。
これがあることにより、熱帯魚や水草の色が引き立つ効果もあります。
この商品は片面が黒、片面が青になっていて、好きな方を選べます。
水槽の大きさを測って、なるべく切る面積が少なくなるものを選びました。
サイズ:590×350mm
レイアウトグッズ
麦飯石
ソネケミファ 麦飯石 大
これはただ水槽内のオブジェとして購入しました。
しかしラベルをよく見るとこのように書かれています。
- 効果
・多孔質の特性により、白ニゴリ・ニオイを吸着します。
・ミネラル効果により魚、水草の健康を維持します。 - 使用上の注意
・観賞魚以外に使用しないでください。
・魚病薬と併用しないでください。
・効果は約6ヶ月です。
・幼児の手の届かないところに保管してください。
つまり麦飯石を水槽に入れているだけで水質が改善されるようなのです。
この麦飯石の効果は約6ヶ月とのことなので、定期的に交換すると効果を持続させることができます。
岩
フィールドロック3 S-A
水槽の中に迫力を与えるフィールドロック。
ポリレジン製(プラスチックのようなもの)です。
買い物袋から出す時に落としてしまい、岩の一部が欠けてしまいました。
取り扱いには注意してください。
サイズ:130(幅)×115(奥行)×100(高さ)mm
ネオンテトラ
青色と赤色がキレイな熱帯魚です。
主にアマゾン川に生息しているようで、あんな遠くからはるばく日本まで運ばれてきたんだなと思いました。
弱酸性~中性まで対応しますが、アマゾン川と同じ弱酸性だとキレイに発色するそうです。
本当は水槽を立ち上げて2~3日経ってから魚を入れる方がいいようです。
最初は水質や温度が安定していないというのがその理由です。
しかし主人はどうしてもその日から熱帯魚が飼いたかったそうで。
それを店員さんに伝えると、「比較的強い魚なら初日からでも大丈夫ですよ」と言われ、選んでいただいたのがネオンテトラでした。
水草
店員さんに水草の名前を聞くのを忘れたので、自分で調べました。
- 左:アヌビアス・ナナ
- 右:ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
どちらも初心者でも育てやすい、比較的丈夫な水草だそうです。
両方流木に糸で巻き付けられています。
このままにしておくと、流木に根を張ってくれます。
これを活着といいます。
活着させる理由は、見た目がいいからということのようです。
確かに水槽にインパクトを与えてくれそうです。
まとめ
初日の購入分は、水槽、カルキ抜き、バクテリア、水温計、土、フード、ポンプ、ネット、バックスクリーン、レイアウトグッズ、熱帯魚、水草です。
水槽にフィルター、LEDライト、ヒーター等がセットになっていましたが、それ以上に買い揃える物がたくさんありました。
店員さんに教えてもらいながら購入しましたが、それでも店内に1時間以上いました。
夕方にお店に行ったため、最後の方は店内に「蛍の光」のBGMが。。。
店員さんにゆっくり説明してもらいながら購入したい方は早めの来店をおススメします(当たり前ですが^^;)
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