インテリア・日用品

我が家のLGのテレビが焼き付いたので液晶パネルを交換してもらいました

BEFORE-AFTER

テレビの液晶の色がおかしくなりました。
今回はその修理をしていただいたので、記録します。

テレビの型番とスペック

うちのリビングに設置しているテレビはOLED65W7Pです。

このテレビの特徴は、なんといっても液晶パネルの薄さです。
その薄さ、たった4mm!
我が家に来たお客さんに、よく「テレビ埋め込みなんだ」と言われますが、埋め込みではなく貼り付けです。
磁石で壁に貼り付けているのです。
まるで絵画を壁に貼っているような感じで、その美しさは今でも満足しています。

このテレビのスペックは以下の通りです。

  • テレビサイズ
    型:65V
  • パネル
    方式:OLED
    画素数(水平×垂直):3840×2160
    バックライト:なし
    部分制御:あり
    視野角:±178°
  • 外形寸法
    テレビスタンド含む:126.0×7.8~9.4×19.8cm(コンパニオンボックス)
    テレビスタンド含まず:145.0×82.5×0.4cm(OLEDパネル)
  • 本体質量
    テレビスタンド含む:10.0kg(コンパニオンボックス)
    テレビスタンド含まず:7.6kg(OLEDパネル)
  • 消費電力
    消費電力〔待機時〕:520[0.5]W
    年間消費電力量:335kWh/年
    省エネ基準達成率:105%
  • 録画機能
    USBハードディスク録画:あり
    裏録画/くりかえし録画:あり
    Multi HDD:あり
  • チューナー
    地上デジタル(CATVパススルー):2
    BS・110度CSデジタル:2
  • 高画質機能
    倍速機能:あり
    HDR:Active HDR with Dolby Vision™
    画質エンジン:OLED Mastering Engine
    シネマモード(エキスパート画質調整):あり
    リアルシネマ:あり
    デジタルノイズリダクション:あり
  • 高音質機能
    サラウンド回路:Dolby Atmos®
    音声多重:あり
    自動音量調節:あり
    実用最大出力(JEITA):60W
    マジックサウンドチューニング:あり
    Hi-Fiオーディオ:あり
    スピーカー(個)

    ハイトムービングスピーカー 2個/20W
    ミッドレンジ+ツイーター 4個/20W
    ウーファー 2個/20W
  • 便利機能
    ブラウザー機能:あり
    ハイブリッドキャスト対応:あり
    Miracast™:あり
    省電力対応:あり(Smart Energy Saving Plus)
    オンタイマー/オフタイマー:あり
    首振りスイーベル機能:なし
    操作ガイド(電子取説):あり
  • 入出力端子
    HDMI™入力端子(背面/側面):4
    HDMI-ARC:あり
    コンポーネント/ビデオ入力端子(背面):1
    ヘッドホン出力端子:1
    光デジタル音声出力端子(背面):1
    USB端子(背面/側面):3(USB3.0対応×1、USB2.0対応×2)
    LAN端子(背面):1
  • Wi-Fi
    Wi-Fi内蔵:あり
    Wi-Fi Direct:あり
  • 付属品
    取扱説明書:あり
    マジックリモコン:あり(AN-MR700+SlimリモコンAN-SP700)
    標準リモコン:なし
    B-CASカード:あり
    転倒防止用部品:あり

ただし、うちは展示品を購入しました。
それが今回の症状の原因でした。

故障内容

今回の症状は、液晶の焼き付きです。

液晶の異常BEFORE

黄色の画面を映すとよく分かるのですが、真ん中辺りだけ緑色になってしまっています。
実は毎日見ている私たち夫婦は全く気付かず、たまたま遊びに来ていた母が気付きました。
母に指摘されてからは毎日気になるようになってしまいました^^;

修理までの流れ

  1. 購入した家電量販店に連絡
  2. 家電量販店から最寄りのLGエレクトロニクスに修理依頼
  3. LGエレクトロニクスから修理の日を決める電話
  4. 修理

このような流れで、かなりスムーズに対応していただけました。

修理

修理内容は液晶パネルの交換です。
ただこのテレビの場合、単純に液晶パネルを交換するだけではないんです。

コンパニオンボックス内の部品を交換


この画像からもお分かりいただけると思いますが、このテレビは液晶パネルの下にコンパニオンボックスという黒く細長い機器を繋いでいます。
まずはこのコンパニオンボックスを分解し、部品を取り出します。

右の方が手に持っている部品が液晶パネルに対応しているそうです。
そのため液晶パネルを交換する時は、新しい液晶パネルに対応した部品に交換しないといけないそうです。
スタッフの方が持って来てくれたマットの上で作業をしてくれています。

液晶パネルの上部に印をつける

今のテレビの位置を見失わないよう、付属のシールを液晶パネルの角に合わせて貼ります。

液晶パネルを外す

液晶パネルは背面の上部2つのネジにひっかけられ、更に磁石でくっついています。
そのため2人同時にパネルを上に持ち上げると簡単に外すことができます。

液晶パネルが傾いていた原因発見

正直、私たち夫婦はずっと気付かなかったのですが、液晶パネルが少し傾いていました。

パネルの傾き

左右のシールの位置をよく見ると、左のシールが外枠より数mm下がっているのが分かります。

この原因は液晶パネルを支えるネジでした。

ネジの位置

最初に取り付けてくれた方が、左側のネジを回し過ぎていたらしく、ネジが完全に埋め込まれていて液晶パネルにひっかかっていなかったそうです。
本来なら、両側のネジと磁石(黒い部分が磁石です)で支えるのですが、左側のネジにひっかかっていなかったので、少し左に傾いてしまっていたようです。

今回ネジを少し出して、ちゃんとひっかかるようにしていただきました。

ネジを直す

新しい液晶パネルを取り付ける

新しい液晶パネルを出し、先程のシールを目印にして壁に取り付けます。
左右のネジがきちんと両方ひっかかるよう、息を合わせて2人同時に取り付けます。
少し上から真下にスライドさせるようにして、ひっかけていました。
うまく貼りついたら目印のシールを剥がします。

コンパニオンボックスを接続する

テレビ台の上にコンパニオンボックスを置き、地デジとBS・CSのコードを接続します。
その後、液晶パネルから出ている白いケーブルを取り付けます。

部品が足りていなかったことが発覚

ここで部品が足りていなかったことが発覚しました。
液晶パネルから出ている白いケーブルを接続した後、それが外れないようにするホルダーがなかったのです。
下の写真の赤枠部分がそのホルダーです。

ホルダー

しかしスタッフさんがそれを持って来てくれていて、取り付けてくれました。

展示品を購入した場合、部品を紛失していることがあり、それに店員さんが気付かないケースもあるそうです。

BEFORE – AFTER

動作確認をして交換作業は終了しました。

新品の液晶パネルになり、その差は一目瞭然です。

画面が焼き付いた原因

スタッフさんによると、このテレビは約7,000時間以上使用した場合に焼き付きが起こるそうです。

ただし、このテレビは電源を切った後1時間以上かけてクリーニングしてくれる機能があります。

ではなぜ焼き付きが起きてしまったか。

それはずばり展示品だからだそうです。

自動クリーニング機能が働くのは「コンセントを抜かなければ」の話だそうで、つまり待機電力を使用しているわけです。
ただ家電量販店は、閉店後にブレーカーを落とす店舗もあるらしく、そうなると待機電力を使用することができなくなります。
そのため自動クリーニング機能が働かず、焼き付きが起きてしまうとのことでした。

この自動クリーニング機能のおかげで、自宅で使用する場合は焼き付きの心配はほとんどないとのことです。

取説を確認してみる

OLEDパネルの焼き付きについて

OLEDパネルは、その高精細な画像を得るために採用している材料の特性上、焼き付きが起こることがあります。画面内の同じ位置に変化しない画像の表示を続けたり、繰返し表示したりすると、焼き付き画像を元に戻せなくなります。
本機は画面保護のために、一定時間無操作時に自動的に画像の表示位置を移動する機能が働きますが、さらに焼き付きを軽減するために次のことに注意してください。

焼き付きを軽減するには

  • 画面サイズは、画面いっぱいに映像を映す16:9に設定することをおすすめします。
  • 部屋の明るさにあった画質を選んでください。映像モードは、標準モードの設定をおすすめします。
  • 長時間同じ映像が継続する表示を避けてください。

焼き付きしやすい画像

下記の画像は焼き付きしやすいので、長時間継続しての表示を避けるようにしてください。

  • 画像横縦比4:3の画像
  • DVDやブルーレイディスクなどのタイトル画像
  • ゲーム映像
  • 写真や長時間静止した画像
  • 上下に帯が表示される画像(レターボックス映像)
  • ケーブルテレビチューナーやデジタルCSチューナー、ビデオデッキなど接続機器のメニュー、番組表、チャンネル表示、文字放送やデータ放送などの繰返しの表示や継続して表示される画像

残像が気になるときは

テレビ画面の残像が気になるときは、パネルノイズクリア(⚙設定ボタン→詳細設定映像OLEDパネルの設定パネルノイズクリア)を実行してください。焼き付きによる画質の低下を改善することができます。

画面サイズと映像モードについて

「⚙設定ボタン→詳細設定→映像」で映像の設定を確認することができます。
うちでは画面サイズは16:9、映像モードは「あざやか」に設定されています。

スタッフさんの話では、「あざやか」は色がハッキリ写りキレイに見えるけど、残像が残りやすいそうです。
オススメはやはり「標準」だそうです。
映像モードは「あざやか」「標準」「省エネ」「ライブシアター」「スポーツ」「ゲーム」「HDR効果」「technicolor」「シネマ1」「シネマ2」の10種類があります。

パネルノイズクリアについて

パネルノイズクリア

パネルノイズクリア画面には以下のように書かれています。

パネルノイズクリアを使用すると、より鮮明な映像が視聴できるようになります。処理が完了するまで1時間ほどかかります。処理中は、テレビの電源をオフにする必要があります。

テレビの電源

テレビの電源をオフにすると、パネルノイズクリアが開始します。録画やソフトウェアアップデートが実行中の場合には、これらの操作が完了するまで待機します。処理が完了するまでに、1時間以上かかる場合があります。

スタッフさんによると、この処理を行う場合は寝る前など長時間テレビを見ない時間にする方が良いとのことです。

まとめ

今回の焼き付きの原因は展示品を購入したことのようです。
展示品されている期間は電源をオフにした後の自動クリーニング機能が働かず、また手動でパネルノイズクリアを行われることもなかったのでしょう。

しかし考え方を変えれば、展示品だからかなり安く購入できたのに、結局無料で新品の液晶パネルにしていただくことができました。
これはこれでラッキーだったと思います。

ちなみに液晶の保証は2年間だそうです。
今回は保証書の提示を求められることはなかったので、探す手間が省けました。
購入した家電量販店経由で修理の依頼をしたからだと思います。


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mizuki
シングルマザーのブログです。 フルタイムで働きながら2歳の息子を育てています。 両親には全面的に協力してもらっています。 好奇心旺盛でいろんな物を試してみるのが好きなので、試した感想、調べた感想、やってみた感想、読んでみた感想等、たくさんのことをどんどん書き溜めていきたいと思っています。 よろしくお願いします!