ある日、我が家の熱帯魚の異変に気付きました。
体に白い点がいくつか見えます。
そんな魚が数匹いました。
ネットで調べてみると白点病という病気だと分かり、慌ててペットショップに行きました。
店員さんに病気のことや、治療法について聞き、教えていただいた通りに治療しました。
白点病とは
店員さん曰く、白点病は人間でいう風邪のようなものだそうです。
季節の変わり目にちょっと気温が下がると風邪をひきやすくなりますよね。
熱帯魚もそれと同じで、急に水温が下がると白点病になりやすくなるそうです。
白点病の原因は白点虫という寄生虫だそうです。
この寄生虫は25℃以下の環境を好むようです。
確かに我が家の水槽、朝は25℃台になっている時がありました。
そろそろヒーターを入れた方がいいかなと思っていた矢先のことでした。
あの時すぐにヒーターを入れていればと後悔しています。
水温計はこれです↓↓
治療のために買い足したもの
白点病の治療のため、いくつか買わなければならないものがありました。
ヒーター
元々我が家にあるヒーターはこちらです↓↓
これは26℃をキープしてくれるのですが、白点病の治療では28℃くらいまで上げた方がいいので、温度調節ができるヒーターを買いました。
元々あるヒーターはいつもの水槽に、新しいヒーターは治療用の水槽に使います。
そして治療用水槽を撤去した後は、新しいヒーターをいつもの水槽に使う予定です。
26℃は魚も活発だけど病原菌も活発になってしまう温度です。
28℃なら病原菌の活発さを防ぐことができるので、白点病の治療用水槽は28℃にするといいそうです。
ろ過バクテリア吸着材
普段使用しているフィルターのバイオバッグは、活性炭が入っています。
普段使用しているバイオバッグはこちらです↓↓
活性炭には吸着効果があり、薬も吸着してしまうため、これは使用できません。
しかしフィルターを回さないと、水中に酸素が入らないため、フィルターは回し続けることになります。
この時バイオバッグなしでフィルターを回せばいいのですが、活性炭が入っていないものなら使用してもいいとのことでした。
そこで店員さんに教えていただいた商品を購入しました。
これは本来バクテリアを吸着させるもので、いわばバクテリアの住みかです。
しかし薬を入れる水槽にバクテリアは入れないようにと店員さんに言われました。
バクテリアは白点病の薬で死んでしまうので、水が汚れる原因になってしまうそうです。
ではこのフィルターに何の意味があるのか。。。
店員さんの指示通り使用はしましたが、意味があったのかどうかは分かりません。
多少なりとも汚れを取ってくれていればいいのですが。
白点病の薬
購入したのはこちらです↓↓
この他にも白点病の薬は色々ありました。
ヒコサンZはアグテンと同じ成分が同じ濃度で入っています。
店員さんによると、アグテン(ヒコサンZ)は割といい成分が入っているそうです。
また、薬を入れると水槽の水が青色になるのですが、アグテン(ヒコサンZ)はそこまで濃い青にならずに済むそうです。
治療法
自宅に帰ってすぐ、店員さんの指示通りにしてみました。
治療用水槽立ち上げ
- フィルターにクラロカをセット
手持ちのフィルターにクラロカをセットするとこうなりました。
手持ちのフィルターはこれです↓↓
リンク - 使っていない水槽に水・ヒーター・フィルターをセット
使っていない水槽の半分まで元の水槽の水を入れ、残りの半分はカルキ抜きした水道水を入れました。
我が家にはこの水槽しか予備がなかったので仕方ないですが、治療用水槽は小さい方が管理しやすいと思います。
治療用水槽のヒーターは28℃に設定しました。
左は今までの水槽で、右が治療用の水槽です。
(左の水槽にもヒーターをセットしました)
この後、左の水槽にカルキ抜きした水を足しています。
左の水槽はこちらです↓↓
リンク
右の水槽はこちらです↓↓
リンク - 薬を投入
アグテンの投与量は、飼育水10Lに対して1mLです。
この水槽は30Lなので、アグテンを3mL入れました。 - 白点病になっている魚を投入
写真では分かりにくいですが、この子たちの体には白い点があります。
治療用水槽のライトについて
ライトは付けない方がいいそうです。
LEDで薬の青色がとんでしまい、効果が薄まることがあるとのことです。
暗めのところで温度変化がないような環境を作ります。
なぜ既存の水槽に薬を投入してはいけないのか
我が家の水槽には、魚の他にエビもいます。
- ヤマトヌマエビ
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- レッドビーシュリンプ
リンク - ブルーベルベットシュリンプ
リンク - オレンジルリーシュリンプ
リンク - ミナミヌマエビ
リンク - ブラックビーシュリンプ
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エビは水質変化に弱く、中でもビーシュリンプ系は薬の影響で死んでしまう可能性があるそうです。
そのため薬を入れる治療用の水槽を用意することにしました。
ヤマトヌマエビは水質変化に比較的強いので、ヤマトヌマエビだけなら無理に別の水槽を用意しなくてもいいとのことでした(それでも別水槽にした方が無難だと思います)。
ちなみにエビは魚の病気になることはないので、白点病になる心配はないそうです。
水草も枯れる可能性があるので、水草がある場合も別水槽を用意した方がいいとのことでした。
枯れる可能性があるため、治療用水槽には水草は入れません。
ソイルも入れなくていいそうです。
今後の飼育方法
- 治療用水槽
今後は2~3日に1回のペースで、半量の水を替えるようにします。
その時は半量の水に対しての薬を入れ、水槽の薬の濃度が一定になるようにします。
白点病が治ったら、半量の水を替えても薬は入れないようにし、少しずつ薬の濃度を薄めていきます。エサは毎日少しずつあげます。
エサを全くあげないのは、魚の体力が落ちるのでダメだと店員さんに言われました。
ただバクテリアを入れていないため、あげすぎには注意しないといけないそうです。 - 既存の水槽
水替えは1/3の量でいいとのことなので、いつも通りの水替えと同じです。
それを週に1回行います。
白点虫はソイルに潜んでいる可能性が高いらしく、水替えの時にソイルを巻き上げると、白点虫も舞い上がってしまう可能性もあるので気を付けなければなりません。
治療水槽撤去後は、温度調整ができるヒーターを常に入れておいて、白点が2,3個ついた魚が出たら28℃まで上げるようにします。
それでも治らなければ、その魚を別水槽にうつして薬による治療を行います。
その後どうなったか
白点病の対応が遅かったのか、治療用水槽にうつしてから10匹中5匹が死んでしまいました。
死んだのはほとんどがネオンテトラ、グリーンネオンテトラのテトラ系でした。
バルーンコバルトブルーラミレジィ、バルーンプリステラなどの、体が比較的大きい魚は全く感染しませんでした。
白点病が完治した魚たちは元の水槽に戻して様子をみていますが、2週間経っても異常はみられません。
今後は白点病にならないよう、温度管理をきちんとしたいと思います。